2019-01-01から1年間の記事一覧

第1章 基本的な概念 「集積点の集積点」?

「集積点の集積点はやっぱり集積点である」との記述がある。 読んですんなりと頭に入らず、以下のように考えた。 集合Sの集積点Aがある。 この点Aが無数に存在するとする。 すると点Aで構成される集合S'を考えることができる。 集合S'に集積点A'があるとする…

第1章 基本的な概念 集積点について

「{an}の中に同じ数aが無数に繰り返して出てくる場合には、aはSの集積点であるとは限らない」 との記述が、すんなりと理解できなかった。集積点Aとは点Aにどれほど近いところにもSに属する点が無数にあること、と定義される。同じ数aが無数にあるのであれば…

第1章の議論の流れ

・実数の切断を定義し、その連続性を説明(附録Ⅰの1~3、セクション2) ・有理数の切断(A,A')を定義 ・切断の「境界」として実数を定義 (有理数切断(A,A')で有理数の「境界」が存在しない場合、有理数に替わる何かがあると想定して、それを「無理数…